« 自己分析その1 | トップページ | 自己分析3 »

自己分析2

母は放任主義だった。そして幼稚園の年長の僕に言った
あなたには口があるのだからわからなかったら駅員さんに聞きなさい。と

二男の手を握り新宿へ向かっていった。
僕はうんと頷いて午後まで幼稚園にいた。

さてここは祐天寺。母が待つ新宿住友ビルにはスイミングスクールがあるのだ。
そこに向かうことになにも疑問は抱かなかった。
長男は母に言われた通りに新宿へ向かうのだった。

祐天寺から東横線で渋谷に出て山手線に乗り換え新宿へ。

当時のことはほとんど覚えていない。ただ安心していた。
それは母がわからなかったら聞きなさいと言った言葉にである。
ただ母の言ったことを盲信している、まるで憐れな仔羊である。もし何かあったという時のことはまったく考えていなかったのだから。
信じるということは時に強く、時に恐ろしい

幸い無事に新宿についたようだ。記憶には全く残ってはいないが。今こうして文章を書くことができるからだ

大人になった時母に聞いてみた。
五歳の子供を一人で向かわせることに不安はなかったのか。と

そりゃあ心配したわよ
一か八かよ。何かあったら口があるから聞けばいいでしょ。と

また口だ。どうやら僕は賭けに勝ったお陰で今生きているようだ。

母の放任主義のお陰で子供達だけで新幹線に乗って島根に行くことができた。
いとこと叔母は不安でしょうがなかったようだが、母は笑って送り出した。
僕も笑っていた。

そんな風に育った僕はなんでも自分で勝手にやりたいようだ。
人に指図されることに慣れていない。
人生ずっと一か八かなのか?
わからなかったら聞くからね



|
|

« 自己分析その1 | トップページ | 自己分析3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/166665/54839111

この記事へのトラックバック一覧です: 自己分析2:

« 自己分析その1 | トップページ | 自己分析3 »

2014年10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ